小泉進次郎、朝食セミナーで年間5千万円の売り上げ 父親のおかげ?

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 歯切れが良いだけ。何も言っていない――。

 10月19日に開かれた水俣病犠牲者の慰霊式で被害者からそう批判された小泉進次郎環境相(38)。入閣このかたとんと冴えないが、

「最近、彼にとある異変が起きているんです。あの進次郎が政治資金パーティーに現れたんですから」

 と、政治部記者。

「彼は他人の資金集めパーティーに出ないことで有名で、これまで出席したのは2年半前、西川公也元農水相の出版記念パーティーくらい。それも農林部会長として世話になった特別の恩義があったからで、他には聞いたことがない」

 ところが、

「大臣として責任感でも芽生えたか、(10月)8日に笹川博義衆院議員のパーティーに、21日には松本純衆院議員のパーティーにと立て続けに出席しているんです」

 彼がカネ集めに腐心する同僚議員のパーティーに興味がなかったのは、

「自分にはコンスタントに何千万円ものおひねりをくれる根強いタニマチがいるからですね」(自民党関係者)

 一体どういうことか。

「彼は定期的にモーニングセミナーをやってるんですよ。会場は東京のホテルニューオータニや横須賀のセントラルホテル。会費は1人2万円で、その売り上げたるや、年7回の開催で5千万円以上。提供する朝食や会場費を差し引いても相当のアガリとなる」

 よほど有難い中身なのか。

「いやいや、このセミナーは父の純一郎さんがやっていた『福泉会』をそのまま引き継いだもので、参加者の大半は父親の代からの“お付き合い”。台風15号が通過した直後に行われた前回セミナーでは、朝の8時から自身の結婚や育休の話で、お世辞にも2万円の価値があるとは……」

 ハナから中身なんて求められていない?

週刊新潮 2019年10月31日号掲載

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