拳銃置き忘れで処分、兵庫県警の美人女性警官が風俗バイトしていたワケ

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ホストにハマった?

「巡査長に関する情報提供は、“大阪市内で接客業のアルバイトをしている”というものでした」

 と、ある関係者が明かす。

「彼女はイメージホテヘルで働いていました。素人専門のコスプレイメクラですね。期間は今年の5月から9月。休日や宿直勤務明けに約20回働いて30万円ほど稼いだようです。遊興費や食事代などに使っていたとのことですが、警察への信頼を裏切ったと反省していたそうです。それならやるなと思うんですがね。彼女は県警内でけっこう知られた存在でしたから」

 それはなぜかというと、

「数年前、彼女は県警の音楽隊にいたんですよ。なかでも選りすぐりの女性6名で構成される“カラーガード隊HOPPS(ホップス)”のメンバーでした。旗を持って歩き、パレードのときなどに演奏に花を添える係です。彼女は自分がキレイなのを鼻にかけることもなくマジメに練習に取り組んでいた。その姿はみんな見ていますよ」

 そうした華やかな活動が多かった“職場”から鉄道警察隊へと移り、車内で痴漢やトラブルの警戒に当たる毎日を過ごしていたのだ。

「風俗嬢のバイトをするようになったのは、“ホストにハマり、金が要るようになったのではないか”と囁かれています。華やかなホップスを離れ、鉄道警察隊の地道でツラい仕事となり、ストレスが溜まっていたんじゃないでしょうか」

 ちなみに、女性警官と風俗バイトという問題では、昨年末、山口県警の下関署でも発覚したばかり。デリヘルで働いていた女性巡査が減給処分を受けて依願退職している。彼女の場合、副業で得たのは約8万円。それで公務員という安定した身分を捨てたのだ。また、今年の夏には高知県警で20代女性巡査のある不祥事が発覚したが、こちらはなぜか処分が軽い。地元記者が言う。

「その女性巡査は未婚で、20代から30代の男性巡査長3人と関係を持っていました。男性は全員、既婚者。つまり不倫です。ですがみんな、“マジメに付き合っていた”と話していたんです。真剣交際だった、と。この一件も内部通報で発覚したのですが、訓戒や注意の処分で済んでいます。マジメだったからでしょうか。マジメというなら、拳銃を忘れた女性巡査長もマジメだったようなんですけどね」

 警官の非番の顔はさまざま、人生どう転ぶかもさまざまである。兵庫県警には、カラーガード隊として微笑む彼女の写真が保管されているという。

週刊新潮 2019年10月31日号掲載

ワイド特集「転がる楕円球の行方」より

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