千葉台風連続被災で「憧れのプチ田舎暮らし」の夢が壊滅…移住者の明暗を分ける「物件選びの新基準」
東京から最も気軽に移り住める「プチ田舎暮らし」の候補地として、人気の高い千葉県中部。小さな中古戸建を譲り受けて都心から移住をして10年あまりの今秋、台風15号と19号の被災を受けることとなってしまった。そして、本記事の草稿を書き上がった直後にも、21号の被災が……。今後、これまでにない気象災害が増えると言われているなか、今回の出来事と田舎暮らしの候補地・物件選定を絡めて、移住者としての考えをまとめてみようと思う。
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まず僕の居住エリアは房総中央の台地にあり、地域を南北に蛇行する2級河川沿いに水田が広がり、それを小高い雑木林や杉林が囲む、「谷戸」と呼ばれる地形を特徴としている。...