結婚できない男、忖度できない女、忘れられない大人たち……今期話題のドラマに共通する「不器用」賛歌
「自分、不器用ですから」という言葉は、かっこいいのか、開き直りか。今期ドラマで話題になったものを見てみると、人並み外れて不器用な主人公が目立つ。
筆頭は、「まだ結婚できない男」、そのものずばりのタイトル。結婚しない、のではなく結婚できない。何かとハラスメント、と叩かれがちな時代のさなか、独身ハラスメントと言われかねないタイトルでもある。しかし人気作「結婚できない男」の後日譚ということで再び話題を集めているようだ。主演の阿部寛がクセとこだわりに満ちた、でもなんだか憎めない独身貴族を好演している。...