天皇即位を祝う「饗宴の儀」晩餐会のメニューが、29年前の「即位の礼」と全く同じだった理由

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 天皇の即位を祝う「饗宴の儀」初日の晩餐会が22日、各国の元首や首脳、国際機関の代表など計約300人を招いて華やかに開かれた。興味深かったのは、料理が前回(1990年11月12日)の即位の礼の初日晩餐会と寸分違わぬ内容だったことだ。まったく同じ内容の料理を2度出すことはふつうあり得ない。なぜだったのだろうか。

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 午後7時20分に始まった儀式では、外国の賓客は天皇、皇后両陛下の前に一人一人進み出て、あいさつを交わした。皇后は親しい欧州の女性王族とは頬ずりで親愛の情を表わし、特に懇意にしているオランダのマクシマ王妃とは3、4回頬ずりを交わした。...

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