ラグビーW杯の影響で「秋ドラマ」は軒並み低視聴率 日本代表を応援し過ぎて疲れた?
テレ朝の一人勝ち!?
9月末の番組改編期も終わり、いよいよ連続テレビドラマも出揃った。全てのドラマが第1話をオンエアし、関係者の間で「視聴率の異変」が話題になっているという。民放キー局の制作スタッフが指摘する。
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「数本のドラマを除くと、大半が1ケタ台のスタートとなったのです。理由はラグビーのW杯に国民的な関心が集まったからでしょう」
実際の視聴率をご覧いただこう。日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビの4局が、午後の9〜10時台に放送する連続ドラマの視聴率に、ラグビーW杯日本戦の視聴率を加えて順位を作成した。
最初の表では、そのうちベスト10を紹介する。ラグビー中継が上位を占めるのは当然だが、その“逆風”に負けなかったドラマは3本。全てテレ朝のものだ。
ラグビー中継で日テレが視聴率を稼ぐ中、ドラマはテレ朝の「ドクターX~外科医・大門未知子~」、「相棒season18」、「科捜研の女」が安定した数字を記録した。両局は視聴率三冠王の座を巡って激しく争っているが、それを象徴するような表になったと言えるだろう。
では、次にご紹介する表はワースト10。文字通り、ラグビーW杯に「食われて」しまったドラマが並んでいる。
基本的に、日テレ、テレ朝、TBS、フジの4局は、午後9時から午後10時台の間に放送するドラマは週に3本だ。その中で視聴率に優劣が生じることは珍しくないが、上の表を見ると、日テレは3本全てが、TBSとフジもそれぞれ2本が入ってしまった。
細かく見れば、視聴率が持ち直しつつあるもの、さらに下落傾向を示しているものなど様々だが、テレ朝以外の3局はドラマの視聴率が苦戦していることが分かる。だからこそ業界で「異変」と言われるのだろう。
「今年4月から9月まで放送された『あなたの番です』(日テレ系列・日曜・22:30)の最終回は19・4%を記録しました。それに加えて、今回のラグビーW杯における盛りあがりです。いずれも熱心に見なくてはならない番組のため、“テレビを見るのに疲れた”と感じる視聴者も少なくありません」(同・関係者)
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