テレ東「カラオケバトル」、司会の堺正章が松本伊代に浴びせた“すごい質問”
70代以上にも対応?
そして、“アニソン大王”ささきいさお(77)は「宇宙戦艦ヤマト」ではなく、メーテル(声:池田昌子[80])の応援もある中、「銀河鉄道999」(78年)で、94・440点を獲得。前出の他局ディレクターは、
「ここまで、40代後半以上の視聴者に向けた構成と思いきや、マチャアキは、ささきさんのロカビリー時代の話を持ち出し、一気に昔話に振ります。ささきさんも往時を振り返り、『すぐにGSに蹴散らされました』などと答え、対象視聴者層は70代以上に。ラグビーに興味のない世代に向けた演出としたら、これは大したものだと思いました」
とはいえ、お次は、乳がんを克服した麻倉未稀(59)がドラマ「スチュワーデス物語」のテーマ曲「What a feeling~フラッシュダンス」(83年)を絶唱して、40代以上に戻す。
「ここで、AIの機能が発揮されました。ゲストの中山秀征(52)が、麻倉の歌について、“譜面と違うとこばっかり”と指摘しました。たしかに、別枠で流れる歌唱の音程は、譜面とはズレていましたが、誰もが認める見事な歌いっぷりでした。結局、麻倉はこの日、最高となる95・629点を獲得。AIは機能していたと皆が納得し、譜面通りではなく、自分の歌い方でいいと、プロの歌手たちも安心したのです」
続いて演歌の水森かおり(46)が「鳥取砂丘」(03年)で95・281点。雅夢の三浦和人(61)が「愛はかげろう」(80年)で94・476点、と90点以上が続くなか、登場したのが松本伊代だ。
「彼女は、同期に中森明菜(54)、早見優(53)、小泉今日子(53)など82年度に多くのアイドルがデビューしたことから“花の82年組”といわれます。ところが、その中でも歌唱力のなさで目立った伊代ちゃんですからね。どうなることかと思っていたら、マチャアキからいきなり意味深な質問が出ました」
堺:ね、ご主人のヒロミ君は、よくこの番組に出ることを許しますね。
「どう考えても、ヒロミ(54)が妻の歌唱力を心配したとかいう話ではないでしょう。例のマチャアキへの暴言によって、ヒロミが10年間、干されたという噂を想像した人は少なくないでしょうね。最盛期にはレギュラー番組10本を抱えていたヒロミでしたが、2004年3月に『発掘!あるある大事典』(フジテレビ)の司会を降板後、一気に仕事を失ったという、あの話です。同番組で8年近くコンビを組んでいたマチャアキに対し、『最近つまらない』とスタッフに言った話がマチャアキに伝わって逆鱗に触れたと言われてきました。ヒロミが10年を経て、復帰した時には、和解したとも報じられましたが、これを逆手にとって2人でネタにもして、噂だったのかもと思わせることに成功しました。とっくに忘れ去られた話ですが、あえて今、マチャアキが振ったところを見ると、やっぱり噂はホントだったのかなと思わずにはいられませんね」
だが、そこは伊代ちゃん、屈託がない。
松本:この番組大好きですから。
堺:ホントに?
松本:はい!「ママ、頑張って行ってらっしゃい」って。
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