“このハゲー!!” 豊田真由子氏「禊の日々」を新天地の女社長が明かす

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「私の側近」

「豊田さんとはかなり前からの知り合いで、例の騒動の時には、人間不信になっていた彼女に“大丈夫? 頑張るのよ”って声をかけたの。それからはずっと一緒にいて守ってあげてる。今後は政治に関わったり、マスコミに出たりしないというのが彼女と私との約束。私との友情を壊してまで出馬するわけがありません。私のいる建設業界は義理と人情の世界ですからね」(同)

 豊田氏のいわば「後見人」となった柳内社長は、売上高600億円超の大企業を率いるスゴ腕経営者で、2012年には渋沢栄一賞にも輝いている。6年前に開いた誕生会には、歌手の由紀さおりや女優の山本陽子、さらには、故・野中広務元官房長官まで駆けつけるなど人脈も幅広い。

 そんな社長が豊田氏をどう守っているのか。

「私はいま福祉関連に力を入れていて、豊田さんはそちらで仕事をしているの。もともと厚労省の出身だから、福祉に関係する法律が変わる時は詳しく説明してくれる。うちが運営する20カ所ほどの特養や老健にも足を運んでくれてね。彼女も“これまでは国や役所の立場だけで、現場を知らずに法律を作っていました”と言ってたわ。建設業の方でも会議や理事会に参加してもらってるし、私の側近という感じかしら」(同)

 その横暴ぶりに数十人の秘書が遁走した代議士時代とはうってかわって、雑巾がけに励む日々。柳内社長の勤務評定も上々のようである。とはいえ、柳内社長は野田聖子代議士からも慕われる人物。「側近」として働けば、政界復帰への足掛かりになりそうだが、

「一生懸命立ち直ろうとしているところだし、政治はないですよ。むしろ、そっとしておいてほしいわ」(同)

 パワハラで政界を追われた“猛女”は、“女傑”社長のもとで禊(みそぎ)の日々を送る。

週刊新潮 2019年10月17日号掲載

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