「即位の礼」列席者に見る日本の国際社会における位置と皇室が築き上げてきた成果

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 10月22日の即位の礼には190以上の国の元首や首脳、国際機関の代表者が出席する。その顔触れを見ると、日本の国際社会における位置と、戦後、皇室が築き上げてきた成果というべきものが投影されているように思われる。

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 米国は予定されていたペンス副大統領に代わってチャオ運輸長官が列席する。トランプ米大統領をめぐり米内政が緊張するなかで、国を留守にできないということだろう。中国は王岐山国家副主席が出席する。習近平国家主席の信任厚い同副主席を派遣するのは、昨今の日中関係の改善が背景にあるのは当然だが、同時に皇室に対する中国の前向きの評価があると思われる。...

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