中家徹(JA全中 会長)【佐藤優の頂上対決/我々はどう生き残るか】
食の安全保障を忘れてはいけない
農業人口が激減しただけでなく、著しい高齢化も進む日本。遊休農地もどんどん増えて、平成の30年間で食の安定供給のリスクは一気に高まった。もはや日本の食料自給率は37%しかない。この現状に強い危機感を募らせるJAグループは、今、何をしようとしているのか。
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佐藤 私の浦和高校時代の同級生・末松広行さんが昨年、農林水産事務次官に就任しました。JA全中(全国農業協同組合中央会)前会長の奥野長衛さんとは本を出しましたし、私はここしばらく農業関係のご縁をいろいろいただいています。...