低空発進の「グッとラック!」、一筋の光明「国山ハセン」は桝太一のライバルになるか

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失敗の理由とは?

 9月30日からスタートした新番組、「グッとラック!」(TBS系列・月~金・8:00)が不振にあえいでいる。毒舌コメントで人気の立川志らく(56)をMCに起用したが、視聴者の反応は鈍いようだ。

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 まずは、スポーツ紙などの報道を確認しておこう。いずれも“スタートダッシュ”に失敗したことを報じる内容だ(註:引用はデイリー新潮の表記法に合わせた。また視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。以下すべて同)。

◇立川志らく司会のTBS新情報番組「グッとラック!」初回視聴率2・9%でスタート(スポーツ報知電子版:10月1日)

◇立川志らく司会のTBS新情報番組「グッとラック!」3回目は視聴率2・3%…第2部は1・4%(同:10月3日)

◇TBS系情報番組「グッとラック!」早くも視聴率2%割れ目前!立川志らくに「期待外れ」の声(J-CASTニュース:10月7日)

 という具合だ。ライバル民放キー局で、番組制作に携わるスタッフは、「大きくつまずいたと言わざるを得ません」と指摘する。

「初回が2・9%、それ以降も2・6%、2・3%という結果でした。朝の情報番組は視聴習慣と結びついているので、初回の低視聴率は珍しくないとフォローする報道もありました。とはいえ、ダウンタウンの松本人志さん(56)が『視聴者は初回を見たがる』と以前に言っていた通り、ご祝儀的な視聴率が出ることも珍しくはありません。特に『グッとラック!』は前番組である『ビビッド』が最終回に記録した視聴率、3・1%に届きませんでした。このあたりで惨敗だと報道されたのでしょう」

 しかしながら、この関係者は「TBSとしては2%台をうろうろする結果になることも、ある程度なら覚悟していたはずです」という。

「意外だったのは、立川さんがMCだと大宣伝されていたにもかかわらず、席の位置などから、コメンテーターのように見えていたことでした。視聴者が期待していたのは、志らくさんが番組を仕切り、先頭に立ってニュースをぶった切るスタイルだったのではないでしょうか。実際、そうでないと志らくさんをMCに器用した意味がないと思います」

 少なくとも初回の場合、9時以降は志らくの出番も減った印象を持ったという。番組全体で「志らく色」を抑える演出を行ったように見えるそうだが、その結果として「単なる普通の情報番組」になった可能性もあるという。

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