キャバクラ嬢に学ぶ仕事術 入店から半年、週1出勤でナンバーワンになれた理由
華やかな衣装で男性たちを癒やしてくれるキャバ嬢たち。売り上げのために多くの指名客を獲得するべく、毎日欠かさずに出勤し、時には客と“一線”を越え、そうした努力の末に“ナンバーワン”に輝く……というのが、一般的な彼女たちのイメージではないだろうか。しかし、本稿でご登場する賢い夜の蝶は、週にたった1度の出勤で、しかも入店からわずか半年で頂点に上り詰めることができたという。その驚愕のテクニックとは!?
***
今回、取材に応じてくれたのは、東京都内で昼はアパレルショップの店員、夜はキャバ嬢という二足の草鞋を履くユミさん(仮名・20歳)。黒髪のボブヘアで、ルックスはHKT48の宮脇咲良にそっくり。元気はつらつな性格で、胸はIカップ。今年、短大を卒業したばかりだ。
「昼職は月曜から金曜まで、フルタイムで出勤しています。本当は土日が混むのですが、キャバの仕事があるし、友達とも遊びたいので、お休みにさせてもらっています」
私生活も充実させるため、彼女がキャバに出勤するのは週に1日のみ、決まって土曜日だ。週1勤務にもかかわらず、彼女は入店から半年で約20人の在籍キャストをごぼう抜きし、“ナンバーワン”までのぼりつめた。彼女が夜の世界に足を踏み入れたきっかけは何だったのだろうか。
「卒業旅行の旅費目的で体験入店したのが始まりです。店長に『通常の時給は2500円だけど、頑張り次第では5千円にしてあげるから、正式に入店してみない?』と誘われ、卒業後、本格的に働き始めました」
時給アップの約束は、入店から半年後、店長のお眼鏡に適い見事に果たされた。彼女がこれに見合うだけの働きを見せたからに他ならない。一体どんな努力をしたのだろうか。聞けば、「最初は、別に特別なことはしていなかった」とユミさんは語る。
「努力次第で時給アップできるとのことだったので、まずは当たり前のことを頑張りました。周りの女の子たちは、灰皿を交換しない、おしぼりも畳まない、グラスの氷が溶けても放置、スキンシップも全然しないで、テキトーなお喋りだけで終わりという子ばかり……。私はただ普通に接客していたのですが、周りとの差で、店長やボーイさんからしたら“模範的なキャバ嬢”に映ったみたいなんです」
[1/4ページ]