文在寅に利用される小泉進次郎 韓国はなぜこれほど日本バッシングに固執するのか?

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「韓国」に利用される「小泉進次郎」(2/2)

 国際原子力機関(IAEA)総会で“汚染水への懸念”を示すなど、韓国は福島第1原発事故に絡めた日本への嫌がらせを続けている。放射性物質を除去した処理水の安全性、その処理手段は海洋放出しかないことについては、前回で述べた通りである。が、小泉進次郎環境相は、原田義昭前環境相の“海洋放出”発言について謝罪。韓国に塩を送ってしまった形だ。

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 ところで、福島の処理水を「不安視」するわが環境相は、韓国が原発から毎日、海に流し続ける水には、不安を感じないのだろうか。

「韓国には4カ所の原子力発電所に二十数基の原子炉があり、毎年約200兆ベクレルのトリチウムを排出しています。またCANDU炉というカナダ型の原子炉が3基稼働中で、これは日本の軽水炉にくらべトリチウム排出量が桁違いに多い。日本の処理水が危険なら、韓国の人たちは、まず韓国内から逃げなければならなくなります」(東工大先導原子力研究所特任教授の奈良林直氏)

 そもそも、世界で稼働している四百数十基の原発はみな、安全性に問題がないとして、トリチウムを含む処理水を放出している。大臣が、その事実を無視して謝罪などしようものなら、

「風評被害がさらに加速してしまうのではないか、と危惧します」(東大の岡本孝司教授/原子炉工学)

 そればかりか、

「玉ねぎ男こと、法務大臣のチョグク氏の疑惑から、国民の目を逸らさなければならない現状において、小泉進次郎さんの言動は、文在寅政権にとって大きな援軍になります」

 と話すのは、龍谷大学の李相哲教授である。

「韓国は徴用工裁判に始まって、日本を困らせようと必死でしたが、大きな打撃を与えられていません。IAEAでの発言は、日本にダメージを与える苦肉の策で、日本の環境は放射能で汚染されている、という国際世論を喚起できれば、東京五輪を控えて日本が困ると考えているのです。その主張にはなんら正当性はありませんが、事実や数字を無視するのはいつものこと。なにしろ、文大統領は、“福島原発のせいで何千人が死んだ”とまで口にしたほどですから」

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