18年ぶり新作長編『十二国記』の楽しみ方【前編・これから読む人のための徹底ガイド】
18年ぶり新作長編登場『十二国記』の楽しみ方――大森望(1/2)
わたしたちの世界と異世界〈十二国〉を舞台に繰り広げられる壮大なファンタジー小説、《十二国記》シリーズの新作長編が18年ぶりに刊行される。発売前から予約が殺到するこの作品群には、いったいどんな魅力があるのか。これから読む人たちのための徹底ガイド。
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この秋、《十二国記》18年ぶりの長編『白銀(しろがね)の墟(おか) 玄(くろ)の月』がついに刊行される。全4冊トータル約1600ページという物量もすごいが、中身のほうも期待を裏切らない。...