関ジャニ∞「錦戸」の脱退余波 異例の全国47都道府県ツアーに隠された意図

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 11月6日からスタートする、関ジャニ∞の“47都道府県ツアー”のスケジュールが9月18日に発表された。彼らにとって、全都道府県を回るツアーはこれで2度目。5大ドームツアーもこなし、すでにベテランの域に入ったグループにもかかわらず、まるで駆け出しのアイドル並のスケジュールと、業界からも驚きの声が上がっている。それもこれも、もちろんジャニーズ事務所の計算あってのこと――。

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 2007年以来の47都道府県ツアーとなる「Upd8(アップデート)」は11月8日(大阪松竹座)~4月29日(沖縄アイム・ユニバースてだこホール)まで、ツアー期間こそ半年近くあるが、全47公演は36日間で行う。つまり、県を跨いだダブルヘッダーが11回も行われることに――。業界関係者が言う。

「駆け出しのアイドルがショッピングセンターの広場で1日何公演もやったりしますが、なんだかそんなイメージですね。11月20日は午後1時から熊本県(荒尾総合文化センター)で公演した後に、午後6時からは福岡県(大牟田文化会館)という1日2公演が、11回も含まれているわけです。そして会場の名称からも想像がつく通り、キャパは1500人前後の小さな会場が多い。最も小さい会場は高知県(須崎市立市民文化会館)の964人。全47公演の動員は6万6000人だそうです」

 2007年の47都道府県ツアーの時は、5月3日の横浜アリーナに始まり、東京ドームを挟んで、〆は9月30日の沖縄コンベンションセンターだった。期間は5カ月だが、全113公演、およそ67万人を動員した。今回はその10分の1規模となる。

 昨年は渋谷すばる(38)が脱退し、今年は9月5日に錦戸亮(34)が脱退を表明したばかり。メインボーカルを続けて2人も失ったグループとはいえ、そこまで客が入らないと考えているのだろうか。

「まさか、そんなはずはありません。最大の理由は、大きなハコ(コンサートホールや劇場)が抑えられなかったから。ドームクラスの会場は、1年以上前からの準備が必要となりますし、特に首都圏はいま、東京オリンピックに向けて改修や建て替えが進んでおり、施設が不足しています。ただ、地方は別です。ジャニーズとしては、5人となった彼らを“新生!関ジャニ∞”として打ち出そうとしています。それにはむしろ小さな会場で、ファンに近いほうがいいわけです」(同)

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