トヨマユ超え!「菅原一秀」新大臣のブラック体質を元秘書が証言 人権無視の〈覚書〉

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 安倍改造内閣の発足から間もなく1カ月。目下、空疎な発言から小泉進次郎環境相(38)に注目が集まるが、同じ新閣僚では、菅原一秀経産相(57)も見逃せない。秘書への暴言は当たり前、さらには人権無視の〈覚書〉を書かせる、ブラック事務所だというのだ。

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「『このハゲー!』でトヨマユ(豊田真由子)さんが世間の耳目を集めた時、『次は一秀だ』なんて声があがっていました」

 と証言するのは、自民党関係者。実際、菅原氏の元秘書複数人に話を訊くと、数々の“被害”実態が浮かびあがってくる。

 たとえば、

「『てめえ、この野郎』といった暴言は日常茶飯事」
「朝の駅頭でビラ配りをしていると、『覇気がない!』と胸倉を掴まれる」etc.

 きわめつきは“朝6時半から22時半頃まで働き、4時間睡眠のことも”と振り返る元秘書の証言で、

「秘書になる際、〈覚書〉なる文書にサインをさせられた。そこには、秘書の人権を無視しているかのような文言が明記されていました」

 本誌が入手したその〈覚書〉にあるのは、〈尚、秘書は機密事務取扱者であることから、労働基準法の労働時間・休憩・休日の規制の適用除外となることを了承する〉という文言。要は“休みなく働け”と言っているのに等しい内容だが……。

 これについて菅原氏は「労基法(労働基準法)41条の適用除外条項(機密事務取扱者)の確認事項だと思います」ともっともらしい説明をする。専門家の見解はどうか。労働問題に詳しい板倉由実弁護士は、

「会社や上司の指示のもとで働いて、通常の給料しかもらっていない秘書はこれ(※適用除外)に該当しません」

 としたうえで、

「このような文書にサインさせること自体が、『労基法で保障されている法的権利であってもお前らには行使させない』という、秘書に対する威圧になっていることは明白です」

 これにはトヨマユ氏の元秘書も「さすがにうちの事務所でも、そんな奴隷契約のような文書はなかったですね」と驚く。

 ちなみに菅原氏、〈覚書〉は「過去に事務所で使用していたもの」と主張するが、最近は最近でさらにブラック度が増した〈新文書〉にサインをさせているという証言も……。10月3日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

週刊新潮 2019年10月10日号掲載

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