岸田派を悩ませる入閣待機組・國場幸之助衆院議員の「不貞行為」

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 人事の季節が到来するたびに派閥の領袖たちが頭を抱えるのが“入閣待機組”の存在。

 このほどの内閣改造で“粘り勝ち”との声も聞かれるのは、竹本直一(なおかず)科学技術担当相(78)、北村誠吾地方創生担当相(72)の2名を初入閣させることに成功した岸田派である。

「会長の岸田文雄さんは、安倍総理に“自分の政調会長のポストを失ってもいいからあの2人を入閣させてほしい”と直談判したそうです」(政治部記者)

 今夏の参院選で自派閥から4人の落選者を出してしまった岸田氏も、これで名誉を挽回した感があるが、

「あの派閥の“懸案”は実は他にもあるんです」

 と、派閥の関係者。

「当選3回の國場(こくば)幸之助衆院議員(46)が政務官になれず、売れ残っているんですよ。長期政権となった安倍政権では、政務官の候補者が不足しており、今回の人事でも参院議員の1回生や衆院議員の2回生から登用が行われている。國場さんは不祥事を連発した“魔の3回生”のうちの一人ですが、中川郁子(ゆうこ)さんと不倫をしていた門(かど)博文衆院議員すら今回、国交政務官に就任しましたからね」(同)

 もっとも、國場氏が政務官になれないのは、まさにその“不祥事”ゆえで、

「彼は昨年春に地元・沖縄のガールズバーで暴行事件を起こし、さらに、その後、そのバーを経営する女性の夫から不貞を理由に裁判を起こされている。今後、本人出廷なんてことになれば政務官どころではないでしょう」(先の記者)

“懸案”は政務官になれないばかりでなく、

「彼の起こした不祥事によって沖縄の創価学会婦人部は完全にソッポを向いてしまった。さらに、親族が経営する県下随一の建設会社・國場組も彼のことを見放したそうで、次の衆院選で勝てる見込みは殆どありません」(同)

 また一人、駒を失う日も近い?

週刊新潮 2019年10月3日号掲載

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