9歳「新津ちせ」は今もっとも注目の子役 有名すぎる父親の力は借りない実力派

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永ちゃんもタジタジ

「3月のライオン」公開時のイベントでは姉妹を演じた、倉科カナ(31)、清原果耶(17)と共に、ひな人形を模したすしを作った。その最中、「お父さんの新海監督は映画を見て何といっていましたか?」との質問に、「やっぱ聞かれたー。聞かないでって言ったのにい」と不満顔をしたこともあった。早くも自立しているようである。

「先日、テレ朝の『ミュージックステーション』(8月30日放送)に出演した時もすごかった。彼女は、あの矢沢永吉(70)を相手に、『(芸能界で)長く続けられる秘訣はなんですか?』との質問をぶつけ、『なんだろうねぇ……』と困らせていましたからね」

 あの永ちゃんを相手に堂々としたものだ。一方、77歳差の笈田ヨシは映画で共演した感想をこう述べている。

「聡明で、美人で、演技も親の影響を、俳優の血を引いて素晴らしく、とても頑張っていた」

 彼女の母親は実を言うと、三坂知絵子(42)という女優だ。といっても、ご存知ない方も少なくないはずだ。

「映画や舞台、ドラマに出ていますが、チョイ役が多く、売れているとは言えませんね。ちせちゃんが仕事の時には一緒に現場に来ていますね」

 早くもステージママとなっているのだろうか?

「いえ、そういう感じではなく、むしろ自分も一緒に出演できないかと、さり気なくアピールしているようですが……スタッフも上手くはぐらかしてます。それよりも、お母さんは、天は二物を与えずとでも言うのか、非常に頭のいい方のようです」

 早稲田大学第一文学部の演劇専修から、東大大学院へと進み、新領域創成科学研究科 環境学専攻 人間人工環境コース メディア環境学分野、というところで、映画のマーケティングや流通システムなど研究していたようだ。

「お母さんは女優というよりもむしろ裏方、プロデュース能力のほうがあるのかもしれません。実際、映画のプロデュース経験もありますし、夫の新海監督も『自身の作品には、彼女の意見が欠かせない』と語っています。また、若いころは伝説の反権力スキャンダル雑誌『噂の真相』でライターをしていたと報じられています。娘の仕事も、ステージママになることのないよう、冷静に見ているのかもしれません」

 ならば、ちせちゃんの将来は安泰か。

週刊新潮WEB取材班

2019年10月1日掲載

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