大谷翔平、今度はひざ手術で来季は「普通の投手+普通の打者の二刀流」に評価見直し

スポーツ 野球

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 一昨年は右足首、昨年は右ひじ、そして今度は左ひざの手術である。

 エンゼルスの大谷翔平(25)が13日、チームを離脱して手術を行った。

「といっても、ケガをしたわけではありません。彼のひざの皿は先天的に割れているみたいで、今回はそれを治す手術だそうです」

 と大手紙メジャー担当記者が解説する。

「人口の1~2%の人が抱える症状で、日常生活はもちろん、プレーにも支障はない、ということで放置していたのですが……」

 昨年ひじの手術を受けた大谷は、6月から投球練習を再開。そこで、ひざに違和感を覚えたという。

「打撃や走塁に影響はない。ただ、投手としての動きに悪影響を及ぼすなら由々しき事態。球団は、大谷に来季開幕から投手として働いてもらうべく、シーズン途中での手術に踏み切った」

“打者・大谷”より“投手・大谷”が大事らしいのだ。

 たしかに、今季の“打者・大谷”は、サイクル安打こそ達成したものの、打者専念で打席数が大幅に増えたにもかかわらず、本塁打数は22本から18本に減り、打点も61から62とわずか1増。“打者専念なら本塁打王”なんて言われていたが、存外そうでもなかった。

 ただ、だからといって“投手専念”になるというわけでもなさそうだ。

「“投手専念ならサイ・ヤング賞”というのも怪しいですしね。それに、今回の手術のように二刀流はリスクも多いですけど、大谷の場合は、投がダメでも打でチームに貢献したり、その結果、投が復調したり、とプラスに作用することも多い。なので、来季は“二刀流”続行。ただし、“大投手+大打者”でなく、“普通の投手+普通の打者”の二刀流ですが」

 諸兄、今後は“過度な期待は禁物”ということで。

週刊新潮 2019年9月26日号掲載

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