石原さとみ、主演ドラマが苦戦の理由は「アラサー女優の壁」

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 意欲作や怪作が集中して「夏枯れ」とは無縁だった今期の連ドラ戦線――。視聴率争いは田中圭主演の「あなたの番です―反撃編―」が頭ひとつ抜けていた印象だが、その一方で注目を集めたのは「女の戦い」である。果たして、アラサー女優が競演する「夏の陣」で軍配は誰に上がったのか。

 芸能記者に言わせると今期の連ドラで話題を攫(さら)ったのは、

「やはり『あな番』でしょう。2クール連続の放映ですが、徐々に視聴率を上げて最終回は19・4%を記録。1クール目の最終回でW主演の原田知世が殺害されたのには驚いたし、SNS上では“真犯人”の予想が白熱。視聴者を巻き込む展開も含め、今後のミステリードラマの試金石になるかもしれません」

 そんな「あな番」に勝負を挑んだのが、アラサー女優の主演ドラマだった。

 なかでも、石原さとみ(32)の「Heaven?~ご苦楽レストラン~」は下馬評が高かったが、

「彼女は“ミステリー作家兼レストランオーナー”という役どころでしたが、高飛車な部分が鼻についた人が少なくなかったのでは」

 とはライターの吉田潮氏。

「問題はむしろ演出で、キャラ設定やギャグが上滑りしていた印象。岸部一徳や段田安則など、芸達者なベテラン俳優が脇を固めていただけに残念です」

 実際、ドラマは苦戦を強いられ、過去の主演作は2ケタが当たり前だった石原だが、今回の平均視聴率は8・7%に沈んだ。もうひとり株を下げたと囁かれるのは、出産を経て4年ぶりに連ドラに復帰した杏(33)である。

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