日テレ「水ト麻美アナ」が24時間テレビで社長特別賞 社内で囁かれる“大人の事情”

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人気があっても給料は減った

 現在、彼女のレギュラー番組は、平日朝の帯番組「スッキリ」(月曜〜金曜・8:00)と「有吉ゼミ」(月曜・19:00)、「幸せ!ボンビーガール」(火曜・22:00)の3本のみ。一時と比べるとずいぶん減った。

「ただ、これで水トの給料も減ったんですよ。実はテレビ局は、番組制作する社員に比べ、社員アナの給料は安いんです。社員アナは番組出演している実働時間だけが勤務時間として算出され、どんなに仕事の準備に時間をかけても、それは勤務時間になりません。そのためかつては、出番が少なければ給料は減り、番組を多く持つ人気アナは給料が高くなる、という状態でした。しかし、働き方改革の煽りを受けて、それもできなくなったのです」(同)

 人気があるのに、番組を持てないという状態にあるのが、水トアナというわけだ。となれば、彼女の頭をよぎるのは……。

「人気アナほどモチベーションを保つのは難しいと言われます。フリーになれば、同じ仕事をしても、ギャラは格段に変わりますから。特に日テレには“独立で大成功した先輩”羽鳥慎一(48)がいます。羽鳥の東京キー局でのレギュラー番組は現在、朝の帯番組『モーニングショー』(テレ朝・月曜〜金曜・8:00)と『ぐるぐるナインティナイン』(日テレ・木曜・19:56)、『人生が変わる1分間の深イイ話』(日テレ・月曜・21:00)と、水トが担当する番組とほとんど一緒。しかし、彼女のギャラは、羽鳥の20分の1程度でしょう。その先輩が『24時間テレビ』では彼女の隣で一緒に総合司会を務めているわけですから、彼女が独立への道を考えないはずがない。しかし、日テレとしては、会社を辞めてフリーになるのだけは、やめてもらいたいわけです。苦肉の策で打ち出したのが、駅伝でした」(同)

 単に、彼女を酷使しているようにしか見えないが、

「先ほど言った通り、彼女の給料を上げるには出演を増やすしかない。しかし働き方改革で、それはできなくなりました。しかし、『24時間テレビ』は年に一度の特番で、通常の業務とは異なります。なにより彼女は、6年連続で司会をしていますし、それに駅伝ランナーという晴れ舞台を加えることで、翌日の生番組にも出演できる。さらに初の社員ランナーですから、特別賞の名目も立ったわけです。もちろん会社も、これだけで彼女を引き止められるとは思っていません。水面下で、来年のオリンピック総合司会も任せるという話も進んでいるとか……」(同)

 オリンピックが終わったらどうなるのだろう。

「再来年になったら、引き止めも難しいでしょうね。たとえ数年でも、彼女が日テレにとどまってくれさえすれば、日テレとしては御の字です。現在、日テレはテレ朝と視聴率三冠王を巡りデッドヒートの真っ最中です。そんなときに彼女がテレ朝にでも行かれては、目も当てられませんから。実際、独立した羽鳥アナに、まずレギュラー番組を持たせたのがテレ朝でした。『モーニングショー』の前身『モーニングバード!』の視聴率は5~6%でしたが、いまや10%超えを叩き出す高視聴率番組となり、日テレを脅かす存在に。同じ過ちを繰り返さないためにも、今、彼女を独立させてはならないのです」(同)

 社長特別賞にいくら入っていたのかはわからないが、果たしてそれだけで引き止められるのだろうか。水トアナに関するSNSの中に、こんなメッセージもあった。

〈マラソン走ったミトちゃんと春菜は朝からスッキリ出てるのに羽鳥は休み?〉

「24時間テレビ」の翌朝、水トちゃんが疲れた体にムチ打って「スッキリ」に出演していたちょうどその時、裏番組の「モーニングショー」に羽鳥の姿はなかった。羽鳥はこの日から夏休みに入ったのだ。やっぱり、フリーっていいな……。

週刊新潮WEB取材班

2019年9月22日掲載

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