高樹沙耶「大麻はタピオカのようなブームになる」と発言

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陽水とディズニー

 むろん、そんな高樹だからその“情熱”はツイッターに留まらない。今月7日にもはるばる石垣島から上京。両国で「高樹沙耶と大麻をめぐる対話」と名付けたトークイベントを開催した。

 参加者によれば、

「1500円でドリンク付き。30名ほどの席が用意されていましたが、すぐに埋まってしまい、立ち見が出るほど大盛況でした」

 それを見て気分がハイになったのか。浴衣姿で登場した高樹の発言はツイッターよりカゲキ。

「逮捕後、周りは変わりましたか」との問いに、

「15年前とか20年前ならもっと世間は冷たかったと思う。今は世代的にも大麻の経験者は増えている。皆言わないだけで、結構日本人もやっていると思うんですよ。そういう人たちは応援してますとか(言う)」

 今年、ピエール瀧がコカイン使用で逮捕され、電気グルーヴの楽曲が配信停止となった件を問われて、

「例えば、井上陽水さんとか捕まっているけど何にもならなかった。これは自分が試されるんです。グレードによるから。どこまで自分のグレードが高いか」

「あらゆるドラッグは法律で規制しなくていいんですよね?」との問いには、

「『ローマの休日』を書いた脚本家のトランボさん、彼はずっとアンフェタミンとかやってた。ディズニーさんだってLSD大好きだったんだから。だから死んでも何しても個人の自由だと思う。禁止されると余計やりたくなるから」

 とこちらは真偽不明の話。

 そして、

「この前、大手企業の社員が大麻で捕まったんですけど、会社はすぐクビにしなかったんですよ。その人のポジションで仕事はさせてもらえた。みんながそういう人を温かく迎えてあげるのはすぐに出来ることだと思う。前科者にやさしく!」

 と拳を振り上げて会は終了したのだった……。

 翌日、改めて高樹に聞くと、

「ネットをやっている人はそうじゃないけど、テレビの情報だけを信じる人はいつまで経っても大麻は悪いものだと考えている。タピオカの話はそれを言いたかったの」

 続けて、

「でも、私、テレビじゃ『放送禁止物体』になっているでしょ。だからネットや昨日の集会のようなところで草の根運動をしていくわ。また大麻やってるかって? そんな個人の妄想には付き合えませんよ」

 中身はちっとも変わっていないのである。

週刊新潮 2019年9月19日号掲載

ワイド特集「人生のバランスシート」より

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