本田圭佑、欧州チーム移籍市場「戦力外通告」でどこに行く

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〈おか、めちゃオモロいやん!俺と一緒やな!〉

 岡崎慎司(33)が3日、スペイン2部マラガに契約解除された際、本田圭佑(33)はこうツイートした。

 この時点では本田も所属先が未定だったため、盟友をからかう気持ちと自虐がないまぜになったのだろう。だが、このツイートの直後、岡崎は同じくスペイン2部のウエスカと契約。悲しいかな、本田だけが取り残されてしまったのである(9日現在)。

「岡崎がマラガをクビになったのは、放出しようとした別の選手が急転直下で残留したため、そのとばっちりを受けただけ。マラガの他にも岡崎を求めるチームはあったわけです」

 とスポーツ紙サッカー担当記者が語る。

「岡崎と違い、本田を求めるチームは欧州にはなかったことがはっきりした。既に欧州リーグの移籍市場は閉じてしまったので、事実上の“戦力外通告”です」

 最近は“実業家”としてもご活躍中の本田だが、“東京五輪出場を目指す”という発言が本気なら、どこかしらのチームに所属して体を動かし続ける必要はあるだろう。

 圭佑よ、いったい君はどこに行くのか。

「Jリーグはどこもウェルカム。本田はまだ使えるし、何といっても観客動員力がありますからね。あるいは中国や中東の金持ちクラブからならオファーがあるかも。ただ、いずれにせよ本人のプライドがそれを許すかどうか……」

 そういえば、本田はカンボジア代表の“実質的監督”を務めている。W杯アジア2次予選が始まるなか、そちらの首尾はどうなのか。

「イラン、イラクなど強豪ひしめくグループでカンボジアは最弱。5日は唯一勝てるかもしれない香港とホームで対戦しましたが、引分けに終わりました。もう勝つ可能性はないでしょう」

 八方ふさがりとはまさにこのこと。持ち前の突破力が発揮されればいいけど。

週刊新潮 2019年9月19日号掲載

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