小室圭さん母の新興宗教問題で美智子さまに甦る悪夢! 「宮中の魔女」事件とは?

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国民の恐れと好奇心

「今月8日にステージIの乳がん手術を無事に終えられた美智子さまにとって、小室家の宗教問題は……。女官が関わったあの時の悪夢を甦らせていらっしゃるのか、あるいはトラウマに苛まれ、ストレスが高まっているのかも知れません」

 と案じる宮内庁担当記者は、記憶を辿って、

「そう言えば正仁親王(常陸宮殿下)がキリスト教に興味を持たれたのは、カトリック系の聖心女子大を出られた義姉の美智子さまの影響で、それを聞きつけた昭和天皇が美智子さまを叱責されたという噂が流れたことがあります。これは宮中聖書事件と呼ばれ、後に昭和天皇自ら噂を否定されています。ただ、これが世間の耳目を集めた背景には、神道と密接な関係がある皇室に他の宗教が入り込んでくることに対し、一定数の国民が恐れの気持ちを含む強い好奇心を抱いたということがあるのです」

 皇室ジャーナリストの山下晋司氏は、

「信教の自由は憲法が保障するところです。結婚相手やその家族が宗教に関わっていたからといって、一概に悪いと決めつけることはできません。ただ、その宗教の性質、その宗教との関わり方が、多くの国民の目から見て眉を顰める類であれば、問題がないとは言えないのだろうとは思います」

 と、時代が下っても変わらぬ国民感情を指摘する。

「警戒を強める宮内庁は、元警視総監の西村(泰彦)次長から、警察庁警備局、そして神奈川県警を通じ大山ねずの命の情報を得て、秋篠宮さまにもそれは伝えられているようです」(先の記者)

 懸案のカネ問題は解決せず。しかも新興宗教問題では神々のベールは脱げた。宮内庁では悪夢の記憶が喚起されるばかりで、どこまで行っても八方塞がりの状態に、「神々のたそがれ」を思う他ないようだ。

週刊新潮 2019年9月19日号掲載

特集「『小室佳代さん』新興宗教で『美智子さま』が苛まれる『宮中の魔女』事件のトラウマ」より

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