中井貴一が「記憶にございません!」の番宣で見せた“意外な顔” 業界から驚きと賞賛
業界が刮目した芸達者ぶり
他局プロデューサーは言う。
「三谷さんは元々、テレビに出るのが好きな方ですし、彼の映画全8作はすべてフジと東宝の製作ですからね。一所懸命宣伝するのも当然でしょう。でも、中井さんクラスの大物、主演クラスの俳優が、自分の映画の番宣にこれだけ協力するのは珍しい。しかも、どの番組でも“きっちり”と仕事をしているのには感心しました」
今年1月に公開した「マスカレード・ホテル」では、主演のキムタク(木村拓哉[46])がやはりフジテレビに出ずっぱりだったが、
「彼はバラエティもこなせるタレントですからね。それに対し中井さんは、純粋な俳優です。ドラマや映画以外では、ほとんどお目にかかることのない人で、バラエティには出ないと思われていました。NHK『サラメシ』のはじけたナレーションや、CM『ミキプルーン』のコメディっぽいところは話題になっていましたが、あくまで台本のある役者の範疇と思っていました。ところが今回、出演番組を見て、あんなに喋れる人だったのかとビックリしました。今後はテレビでも、もっと活躍してほしいと思いましたね」(同・他局プロデューサー)
業界人が驚くくらいだから、一般の視聴者も似たような感想である。SNSではこんな声が広がった。
〈中井貴一さん気さくでいいな~…かっこいいし。〉
〈中井貴一の トークが ウケるwww〉
〈中井貴一さん、映画の宣伝で露出増えてるけど、全番組メガネが違う。しかも全部似合ってる。かっこええ。。。〉
メガネにまで気を使っていたらしい。
中井が出演したバラエティで目立ったところを紹介すると。
まずは「ホンマでっか!?TV」では、評論家が「“オノマトペ”を効果的に利用することで記憶に残りやすい」と説明しているところに、中井とマツコ・デラックス(46)がヒソヒソと話し込んでいるところが映し出される。するとMCの明石家さんま(64)が――
さんま:なにゴチャゴチャ喋ってんねんっ!
中井:ごめんなさい。オノマトペって何ですか?
マツコ:今、そう言われたのでご説明をしていて……。
中井:“ホニャホニャ”って言うんですか。
マツコ:そうじゃない、そうじゃない。
評論家:川がサラサラ流れるとか、音を繰り返して作る擬態語、擬音語のことです。小学校2年生ぐらいで習うんですけど。
中井:ああーあれか(虚空を見つめる)。
――全く知らなそうな中井に、スタジオからは爆笑が起き、出演者からは「嘘つけー」の声がかかる。
中井:なんで、それをオノマトペって言うんですか?
評論家:オノマトペって、実は古代ギリシャ語からあるんですけど……。
さんま:ギリシャ語で何という意味なんですか?
評論家:“新しい言葉を作る”という意味なんです。
スタジオ、出演陣から、“へぇー”の声が上がるとすかさず、
中井:ホラ、結局みんな知らないじゃないですか! みんな、オノマトペ、オノマトペって知ってるように言ってたけど、知らないじゃないですか! なんで知ったような顔すんの、みんな! 俺はずっと、そこに引っかかってたんですよ。フワフワとかモフモフはいいんですよ。なんで、みんな知ってんだろうと思って。
さんま:ごめんなさい。俺もフワフワとかモフモフとか言う人やと思ってました。
――“お笑い怪獣”さんまをもツッコむ力を持っていた。
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