れいわ「山本太郎」代表、新居を探すが審査で落とされ続ける 無職扱いが原因?

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一番店子にしたくない人物

 山本氏の何が問題なのか?

「山本さんは、政治家としてのこれまでの言動を見たかぎり、非常に個性的な方。正直言って、何をやらかすかわからない人ですよね。例えば、参院議員時代、園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡しているでしょう。人によっては“不敬罪だ”と。やりすぎだと思う人もいるでしょう」

 改めていうと、山本氏は2013年10月に行われた園遊会で、明仁天皇(当時)に反原発を訴える書簡を直接手渡したのだ。このため、山崎正昭参議院議長から厳重注意と皇室行事への参加は任期中認めない処分が言い渡された。さらに、数多の政治家や識者が懸念の声を次々と表明した。当時、高崎経済大学の八木秀次教授(現在は麗澤大学教授)は産経新聞(13年11月1日付)にこんなコメントを寄せている。

「明らかな政治利用だ。天皇陛下の政治的中立ということをまったく理解していない。国会議員としての資質が問われる」

 この騒動をきっかけに、山本氏は右翼団体を名乗る者から折り畳みナイフや、散弾銃の実弾と脅迫文が入った封書を送りつけられたりしている。

「再び同じような騒動を起こせば、今度は山本氏を狙って、マンションに右翼の街宣車が来るかもしれませんよ。大家にすれば、事故物件になるのは絶対に避けたいですからね。当然、こういう人は、警察の警護対象になることもあり得る。住民から苦情が出ることも予想されます。そういう可能性のある人は、大家さんからすれば、一番店子にしたくないわけです。山本氏に部屋を貸したおかげで、彼の同じマンションの住民が引っ越していったら、たまったもんじゃありませからね」

 このほか、15年9月、参議院本会議の安全保障関連法の採決では、喪服姿で現れた山本氏は数珠を手に持ち、投票の際は安倍晋三首相に向かって焼香するしぐさをして見せた。そのため山崎参院議長から、「次は容赦しない。議員バッジを外すことになるかもしれない」と警告を受けた。

 政治家として、あまりに突飛な行動が多すぎて、今後もトラブルが心配される。結果、入居審査もなかなか通らないということか。では、山本氏でも入居できる物件はあるのだろうか?

「おそらく都心の物件を狙っているんでしょうが、都心だと借り手がいっぱいいますから、なにも好き好んで山本氏に貸す必要はないと考える大家は少なくないでしょう。資金面で問題がないのであれば、公団や公社をおススメします。後は、東京以外の川口市か船橋市ですね。空いているアパートがたくさんあるので、貸してくれる人はいるはず。でも、支援者の伝手を頼るのが一番確実なのでは……」

週刊新潮WEB取材班

2019年9月19日掲載

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