報ステ「セクハラ事件」の森葉子アナの家までついて来たCPの“企み”

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“あわよくば”

 他方、桐永氏をよく知る関係者によると、話はこうなる。

「あの日に2人で飲んだのは事実で、番組の反省会が終わった24時から2時間半ほど。ざっくばらんに話をして、“私、桐永さんみたいな身体の大きな人が好きなんです”っていう言葉も飛び出したようです。それで桐永はがぜん勘違いしちゃったんですね。店を出たら彼女はフラフラで。放っておけずマンションの前まで歩いて送って行ったら、彼女から抱きついてきたので、それに応えるように、彼の方からキスをしてしまったようなんです」

 そのままエントランスに吸い込まれる森アナを目で追っていると、

「鞄をひっくり返す姿が確認できた。それも放っておけず、“鍵どこ? 何階なの?”って聞きながら部屋の前まで行って、またそこでも桐永からキスをしちゃった。キス以上のことはしていないようですが、彼女の態度から、“あわよくば”というよこしまな下心があったのは間違いない。彼は妻との間に2人の子供がいて番組の最高責任者、彼女は独身で出演者。まぁ、不徳の致すところって言うのでしょうね。彼は翌日、“昨日はありがとう、楽しかったよ。また飲みに行こう”というLINEを彼女に送っている。それで、森アナに拒絶されたという認識は全くなかった」(同)

 タクシーか徒歩なのかのみならずこれまでも、そしてここからも述べるように、各関係者の証言は食い違い、あたかも芥川の『藪の中』のようである。事実、調査するコンプラ担当は判断に揺れたという。

(2)へつづく

週刊新潮 2019年9月12日号掲載

特集「『報ステ』激震の『セクハラ事件』! チーフプロデューサーが『美人アナ』に口づけの代償」より

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