錦戸亮、ジャニーさんお別れ会の翌日に独立を発表 このタイミングをどう見るべきか
櫛の歯が欠けるように
振り返れば、あのSMAPの解散騒動にしても、2016年8月13日に正式に解散が発表され、12月26日放送の「SMAP×SMAP」(フジテレビ)最終回を経て、解散したのはその年の大晦日。さらに稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の退所は翌17年9月8日だった。
同じ関ジャニ∞の渋谷すばる(37)の場合は、昨年4月15日に会見が開かれ、関ジャニとしての活動は7月15日スタートのツアー前までとされ、大晦日に退所した。
さらに、嵐の大野智(38)の場合は、今年1月27日公式ファンサイトに、2020年末をもって嵐の活動休止が発表され、同時に大野の芸能活動休止(退所ではない)が発表されている。
これらに比べると、錦戸の脱退・退所が発表された9月5日から、9月末の退所までは、かなり時間が短いといえる。ある芸能関係者は言う。
「これまでは、グループを脱退しても、年末ぐらいまでは事務所に残るというパターンが多かった。しかし、SMAP騒動で、鉄の結束を誇ったジャニーズも一枚岩でないことが露呈しました。その後も、櫛の歯が欠けるように辞めていくタレントが出ている折、錦戸の場合は、発表したその月に退所ですからね。言い方は悪いが、まるで強制わいせつ事件で契約解除となったTOKIOの山口達也(47)なみの速さです。そもそも、ジャニーさんのお別れ会が終わった翌日に退所発表をしたことについては、事務所内でも『なにも、このタイミングで、発表しなくてもいいのでは』と疑問の声が上がっているそうです」
お別れ会の前ならともかく、終えてからなら問題ないのでは?
「東京ドームで営まれ、8万8000人もが参列した盛大な規模のお別れ会は、祭壇から映像、構成演出までをタッキーこと滝沢秀明(37)が手がけました。当然メディアでも大きく取り上げられた。翌日は情報番組でジャニーさんに育てられた子供たちがそれぞれ、故人への思いや思い出、感謝の言葉などを口にする姿が映し出されたわけです。ジャニーさんを偲ぶしんみりとした話が、一通り放送された後、終わったその日の夕方に突然、発表されたのが、錦戸の脱退でした。これでは、ジャニーさんの思い出の余韻もなにもあったものではない。他の所属タレントたちから、錦戸は恩人の顔に泥を塗った、と思われても仕方がないでしょう」(同)
ならば、もう少し発表を送らせる手もあっただろうに。
「ジャニーさんが亡くなった後、錦戸が『できるだけ早くに退所したい』と考えていたのは間違いありません。ただし本人は、お別れ会翌日に発表するつもりなどありませんでした。発表のタイミングは、すべてジャニーズ事務所側が決めたことだからです」(同)
いったい何のために?
「そもそもジャニーさんは、ジャニーズ事務所の創業者ですが、表には全く出てこなかった人。業界ではもちろん認められた存在でしたが、ファンにとってはあまり関係のない人です。こぢんまりとお別れ会を開くことだってできたにもかかわらず、あえて東京ドームでファンを呼び込んで一大イベントにしたのは、所属タレントの結束を高めるためでした。その翌日に錦戸の脱退・退所を発表したのは、錦戸のイメージダウンを狙ったものではないかと言われています。つまり、『こんなタイミングで発表する錦戸って、やっぱり恩知らずなんだな』と思う人も少なくないはずですからね。まあ、ジャニーズにすれば、今後、彼を応援するつもりはないということでしょうね」(同)
早い話、錦戸はジャニーズ事務所からさっさと出て行け、と言われたようなものだろう。
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