TBSの朝の顔になる「立川志らく」 空気を読まない毒舌系コメントの源泉とは?

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 落語家の立川志らく(56)が9月30日に始まる朝の情報番組「グッとラック!」(TBS系)でMCを務めることになった。現在、志らくはその後の時間帯に放送されている「ひるおび!」(TBS系)の1部(~11:55)でもレギュラーコメンテーターを務めていて、これは継続される予定だ。つまり、TBSの平日の午前中には志らくが出ずっぱりという異例の状況になる。TBSがそれだけ彼のことを高く買っているのだろう。

 立川志らくは落語界の第一線を走り続けている人気落語家である。全国各地で独演会を開くと、大きな会場が観客で埋まる。「伝統を現代に」をモットーにしていた師匠の立川談志譲りの、現代的な感覚の笑いが含まれている落語は唯一無二の魅力を持っている。

 若手の頃には兄弟子の立川談春と「立川ボーイズ」というユニットを組み、バラエティ番組に出たりコントを披露したりしていたこともあった。だが、立川ボーイズとしての活動が収束してからは、テレビタレントとしての活動は少なくなった。

 最近、大手芸能事務所のワタナベエンターテインメントに所属したことをきっかけにして、テレビで見かける機会が一気に増えた。特に、情報番組のコメンテーターとして重宝されるようになり、『ひるおび!』のレギュラー出演でその人気は不動のものとなった。

 テレビの活動が本格化する前、私は志らくのツイッターをよく見ていた。ネット上では、有名人に対して的外れな批判をぶしつけに投げかける人があとを絶たない。志らくはそういう有象無象の輩に逐一反論して、道理を説いてまわっていた。はたから見ればいかにも不毛な行動に思えたので、「あの手の人たちに絡んでもろくなことはないですよ」と忠告したい気分だった。

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