山田孝之、村西とおるの「『全裸監督』主演で仕事に支障は?」という質問へ神回答

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「抱いてください」

 伝説の「女優」に倣って脇に黒い茂みまでたくわえた森田は、体当たりで濡れ場に挑んでいる。

「200人ほどが集まった打ち上げパーティーで、私のもとにツカツカと歩み寄ってくる美女がいました。彼女は開口一番“監督、黒木香さんの役をやらせて頂いた森田です”と仰った。慌てて私も挨拶したのですが、次の瞬間、いきなり“抱いてください”と来たもんだ。私はギャラを払わずに女性を抱いた経験なんてほとんどないですから、ビックリしましてね。喉元まで“おいくらですか?”と出掛かったんです。でも、それでは男が廃ると思い直してギュッと抱きしめましたよ」

 だが、彼女の猛攻はそれで終わらず、

「なんと、私の耳元で“もっと抱いて……”と囁くんです。それでこちらも、力を込めて体を抱き寄せますと、“あっ、あっ……”なんて甘い吐息まで漏らし始めましてね。このお嬢さん、このまま絶頂に達してしまわれるんじゃないかと心配したほどでした」

 とはいえ、村西氏が新進女優との「カラミ」を自身のマネージャーに自慢したところ、

「“バカじゃないですか。あれは劇中のセリフをそのまま真似しただけですよ”と。そう一喝されるまで気付かないほど迫真の演技でした。完全に黒木さんを憑依させていましたね」

「帝王」を唸らせた女優魂。これも大ヒットの一因に違いない。

週刊新潮 2019年9月12日号掲載

ワイド特集「新しいハザードマップ」より

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