「記録的」「観測史上最強」の連発で、天気予報がオオカミ少年になる日

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「天気予報」がオオカミ少年になる日(2/2)

 天気予報は、いまやテレビの“人気コンテンツ”と化している。結果、メディアは視聴者受けする明快なコメントを求め、本来ならばハッキリとできない状況であっても、予報士は断定調で“予報”せざるを得ない状況を招いているというのだ。

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「記録的」「観測史上最強」といった文句は、視聴者の耳に入りやすく、気を引き締めることにも繋がろう。だが、ここにカラクリがあると指摘するのは、気象予報士の片平敦氏である。

「テレビの番組をよく見ると、こうした言葉を用いるために条件をかなり限定していることも多い。...

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