山口組兄弟分が明かす、横山やすし「吉本解雇後」最後の7年間
「山口組」兄弟分が明かす「それからの『やすし』」(1/2)
『それからの武蔵』は巌流島後、晩年までの剣豪を描いた名著である。他方、今から30年前に吉本興業をクビになった横山やすしは亡くなるまでの7年弱、金策に奔走し、当時の山口組幹部と兄弟の盃まで交わしていた。その兄貴分が明かす「それからの『やすし』」。
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「何とはなしにやっさんの顔見たら、歯茎から血が滲んで歯がところどころ染まっていましてね。“師匠、口から血ぃ出よん、おしぼりでふかなあかん”と言うたんです。本人? 全然それに気づいてへんかった。...