松坂大輔で潮目が変わった? 「甲子園優勝投手は大成しない」説を徹底検証
甲子園の優勝投手が海を越えて躍動している。
8月27日(日本時間28日)、田中将大(ヤンキース)は菊池雄星(マリナーズ)との投げ合いを制し、今シーズン10勝目をマークした。これで田中は日本人初のMLB6年連続二桁勝利となった。そして、それ以上に興味深いのが日米通算の勝利数だ。NPBでは7年間で99勝、MLBでは74勝と合計で173勝となり、同じく夏の甲子園優勝投手である桑田真澄(PL学園→巨人→パイレーツ)と並んだのである。
昔から『甲子園優勝投手は大成しない』という定説があるが、過去の優勝投手で200勝以上を記録しているのは野口二郎(中京商→セネタースなど:237勝)と平松政次(岡山東商→日本石油→大洋:201勝)の二人だけである。...