「教育虐待」にのめり込んでしまう親と、その予備軍に捧げるアドバイス

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あなたも加害者と紙一重という「教育虐待」――おおたとしまさ(2/2)

 愛知県名古屋市で当時小学6年生だった佐竹崚太(りょうた)君が、父の佐竹憲吾被告(51)によって刺殺された事件。今年6月から開かれた公判では、教育熱心な父が子を殺害するまでの経緯が検証された。行きすぎたしつけや指導による「教育虐待」の実像に迫る。

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 拙著『ルポ教育虐待』に登場するケースでは、中学受験をしなくても、小学生のころから過度に勉強をさせられるケースもあった。高校受験での教育虐待のケースもあった。勉強だけでなく、ピアノの練習で殴られるケースも複数あった。...

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