滝川クリステルを待ち受ける「小泉家の女帝」と離婚した「進次郎母」との多過ぎる共通点

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「小泉家の女帝」

 さて、忘れてはならないのは、滝クリの結婚相手がただのイケメン代議士ではなく、政治家一家の4代目ということである。

 政治部記者によれば、

「とりわけ気になるのは、小泉元総理の4歳年上の姉の信子さんが今回の結婚をどう思っているのかということです。30年以上に亘って弟の秘書を務めた彼女は小泉家の“女帝”と呼ばれ、進次郎のお目付け役でもある。信子さんの許可なしに結婚することは有り得ないと思います」

 結婚後も滝クリの前には小泉家を仕切る「女帝」という試練が待ち受けている。

 地元の支援者が語るには、

「お相手が滝川さんと聞いて頭を過(よぎ)ったのは、やはり佳代子さんのこと。ふたりには共通点が多いのでよけいに心配なんですよ……。純一郎さんは母親や信子さんの助言に従って政治の道を歩んできましたが、青山学院大学の学生だった佳代子さんとの結婚だけは自分の一存で決めた。その際、純一郎さんは彼女に、“政治の手伝いはしなくていい”と話したそうです。ふたりが結婚式を挙げたのは1978年1月。実はこの時、佳代子さんは長男の孝太郎を身籠っていました」

 確かに進次郎氏の実母と新妻には「共通点」が多い。青学出身の才媛で、「できちゃった結婚」まで符合する。

 さらに、先の結婚会見で進次郎氏は父親と同様、〈私の選挙に妻がバリバリ出て行くことはないと思う。滝川クリステルさんという一個人としての幸せの中に、家族や夫婦の幸せがあればいいと思う〉と口にした。

 だが、進次郎氏はともかく、純一郎氏が妻に誓った約束は果たされなかった。

「佳代子さんは東京で子育てをしたかったようですが、結局は横須賀の小泉家で暮らすことに。そのうち家事や選挙活動に忙殺され、弱り切ってしまった。しかし、信子さんなど家族に従う純一郎さんは、妻を庇うことができず、“僕は姉たちがいなければ選挙ができないからそっちを取る”、と。これが離婚の引き金になったと聞いています」(地元関係者)

 ちなみに、佳代子さんはシニア向け女性誌「いきいき」のインタビューで、〈私の嫁いだ先は、3代続く政治家の家で、小泉氏のお母様やお姉様たち、それに弟妹たちもみんな一緒に住んでいました。それも私にとってはいい人生勉強でした。いっぱい涙を流したからこそ、人の痛みがわかる人間になれたと思います〉と語っている。

 時を経て、進次郎氏の妻となった滝クリは結婚後も仕事を続けると宣言した。果たして、離婚した純一郎氏を「妻」のように支え続けた信子氏は何を思うのか。

 小泉家を取り上げた『日本の血脈』の著者で、ノンフィクション作家の石井妙子氏は、

「会見での発言からは進次郎さんの本音が垣間見えました。小泉家の問題点を理解し、妻が自分の母親のような扱いを受けたら夫婦関係が破綻すると感じているのでしょう。同時に、父親と違って自分は家族の力添えがなくても選挙に勝てるという自負も窺えます」

 滝クリが「いっぱい涙を流し」ませんように。

週刊新潮 2019年8月29日号掲載

特集「『小泉進次郎』と『滝川クリステル』10の謎」より

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