三原じゅん子、初入閣!? 本人語る議員生活10年の「表と裏」

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 梅雨が明け、酷暑が始まった。だが1カ月もすればそれも過ぎ去り、太陽のギラツキも落ち着く。どんなに暑くても夏は終わり、四季は巡るが、こうした自然の摂理に反する空間が存在する。東京・永田町。この権力亡者の巣窟だけは、秋になっても我こそ閣僚の椅子に座らんとアツい政争が繰り広げられる。内閣改造が9月に予定されている。

 季節が巡れば、時代も移ろう。

 末は博士か、大臣か――。

 旧来の価値観が溶解している令和の時代、この言葉はもはや死語と化していると言えよう。しかし、永田町の住人たちは、未だにその「地に落ちたポスト」を求めて右往左往している。

「9月の内閣改造では、小泉進次郎さんくらいしか目玉候補がいません。安倍総理としては、現在1人しかいない女性閣僚を増やすことで、話題作りしたいところではないでしょうか」

 と、大手メディアの政治部デスクが解説する。

「日頃から、安倍総理にメールを送るなどして媚びを売る片山さつきさん(地方創生相)は留任に必死の様子ですし、丸川珠代さん(元五輪担当相)も返り咲きを狙っている。女性政治家の鍔迫(つばぜ)り合いは見物です」

 しかし、彼女たちはいずれも閣僚経験者で“手垢”がついている。

「やはり世間で話題になるのは初入閣ですから、その点では現在54歳の三原じゅん子さんが有力視されています。彼女も、『非主流派』の石破さん(茂・元地方創生相)支持グループから抜けて菅さん(義偉・官房長官)に接近するなど、なかなか処世術に長(た)けていますからね」(同)

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