食べてはいけないお寿司 子どもに避けたい“タール系色素”まみれのチェーン一覧
タール系着色料まみれの「寿司一覧」
実態は得てして異なるもの。掲載の表を見ていただきたい。そのテイクアウト寿司で「大手」と言われる店について、それぞれの商品における「タール系着色料」の使用実態を集計したものだ。
調査の対象は、
▽小僧寿し、京樽、ちよだ鮨など、寿司の大手チェーン6店のテイクアウト商品
▽イオン、イトーヨーカドーなど大手スーパー5店が製造・販売している商品
合わせて計11店の商品だ。
何が問題なのだろうか。
左に店名、その横にあるのが商品名である。表の上、「黄4」「青1」「赤102」などとあるのが着色料の名前だ。正確には、「食用黄色4号」「食用青色1号」「食用赤色102号」などと名付けられている。下に●が付いていれば、その着色料が含まれていることを意味する。
「これら『食用〇色〇号』という着色料は、すべてタール系色素と呼ばれ、石油から作られています」
と語るのは、『なにを食べたらいいの?』の著者で、「加工食品診断士協会」の安部司・代表理事である。
「もともとは洋服の染料に使われていましたが、派手で鮮やかな色が出るので食品の着色料としても使われるようになりました」
専らの目的は「色調」で、「食中毒を防ぐ」など、必要不可欠な便益のためではない。
このタール系着色料は古くから安全性に疑問が出されてきた。その歴史は、使用禁止の歴史でもあり、日本に限ってもこれまで14種類が使用禁止となってきた。
現在、日本では12種類が認可されているが、セブン‒イレブン、ファミリーマート、ローソンの三大コンビニチェーンはオリジナル商品の全部あるいは一部で使用を取りやめている。
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