老母の財産を弁護士が管理、生活費を1円も渡さず… トラブル続出の「成年後見制度」
認知症など判断能力が十分でない人の生活を支えるため、2000年に導入された成年後見制度。高齢化社会対策のひとつだったが、高齢者を守るどころか、その生活に不便さを招き、さらには老後の穏やかな生活まで奪っているという。いったい何が起きているのか。
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「成年後見制度は認知症のお年寄りや障害者を助けるための制度だと聞きました。ところが実際には、中程度の認知症である母にとって良いことは何一つありません。母は“後見人なんていらない。...