少年野球の現場で悩む父親ライターの正直な報告 「野球医学」のドクターに「全力投球」のリスクを学ぶ

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「オイ、ビシっと投げろ!」

「それで全力か~?!」

 少年野球の現場に立つ“パパコーチ”である筆者は、しばしばこんな叱声、怒声を耳にする。指導者が「全力投球」を子どもに求めるのである。それも朝のキャッチボールから夕方のノックまでである。

 しかし全力で投げ続けて、本当にいいのか。

 スポーツ飲料の宣伝で「全力って、おいしい。」というキャッチコピーとともに写っていた二刀流の野球選手は昨年、右肘の手術を受けている。あんなに恵まれた体であっても肘を壊す。
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