介護現場で横行するセクハラ、ヘルパーの大半は泣き寝入りの実情

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 2018年、介護業界で最大規模の労働組合である日本介護クラフトユニオンがアンケート調査を行った。それによると、有効回答者2411人のうち、何らかのハラスメントを受けたことがある、と回答した人は1790人で全体の74・2%。そのうち、セクハラを受けたことがある人は718人で、全体の29・8%。実に、約3割がセクハラ被害を受けていた、という驚きの実態が明らかになった。

「私は介護ヘルパーを始めて29年目になりますが、これまで訪問して介護した人は1000人を超えています。...

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