人騒がせな「加藤浩次」は吉本残留へ 日テレ「スッキリ」にとっては最悪の結末か

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「松本さんが考えてくれている」

 さすがに1週間も経てば、吉本問題も飽きてくる。7月29日からの週もほとんど扱うことはなくなっていたのだが、今度は、同社の芸人養成所「NSC」の夏合宿の参加希望者に「死亡しても責任は負わない」誓約書への署名を要求していたことが発覚。しかも、昔やめたはずの誓約書を、担当者が引き継ぎの際に間違えて渡してしまったため、復活してしまったというお粗末さだった。

 8月1日の「スッキリ」でも扱ったが、5分程度。この時、加藤は、誓約書の引き継ぎで間違えたことを「ズサンですよ!」とまず非難。そしてこう続けた。

加藤:学校法人になっていないとはいえ、(生徒を)預かっているわけですから、その責任は当然、会社にありますよ。NSCというところに……。

 え?、吉本でなくて、NSC?

 そして翌2日には、謝罪会見のロンブー亮の相方である淳の会見を報じた。5時間半ものグダグダ会見を開いた吉本の岡本昭彦社長を茶化しつつ、相方を思いやり、会社に対しては、亮と宮迫のために謹慎が続いている後輩芸人たちの処分を解くことを訴えた。

加藤:淳は当事者の亮の相方であるということもあるから、いろいろ発言しづらい部分もあるんだけど、こういう時期に会見やって、社長のグダグダ会見を全部、笑いで回収していったというところも、スゴいなと思いますし。

 そうなのだ、加藤だって、お笑い芸人なのだが、笑いに転じるどころか、どういうわけか自分がMCを務める番組で一人激昂。友人のおぎやはぎの矢作から「一匹狼」ならぬ「一匹狂犬」と揶揄された。さらに、自身の吉本との交渉については、

加藤:僕も正直言いますと、2回目の大崎会長との会談はまだできていない状況なんです。1回目が平行線で終わった段階で、2回目はできていないんです。僕のことはまだ後でいいです。

 と、やや引いたコメント。さらに、

加藤:(若手芸人について)トータルで松本さんなんかがいろいろ考えたりもしてくれているんで、僕なんかも電話させていただいたり、話させていただいてます。そこを大きな括りとして、時間はかかるけど、会社はやんなきゃいけない。でも、まず最初に亮、宮迫さん、さらに謹慎している芸人というのは、どういう処分になるのか、というのは早くしてもらいたいと思いますね。

「このトーンダウンはなんだ!と思うほど、大人しくなっていますよね。これについては、加藤の相方である山本圭壱から、ラジオで説教されたせいもあるかもしれませんよ」(同)

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