京アニ爆殺犯を死なせてはいけない…現場医師が語る治療への葛藤
35人が犠牲になった「京都アニメーション」(京アニ)の放火殺人事件。容疑者である青葉真司(41)は自らも重度のやけどを負ったが、彼が命を落とすと、事件の真相は永遠に闇の中だ。最悪の結末を避けるため、医師たちは懸命の治療を続けている。葛藤と戦いながら。
事件の9日後、津田伸一さん(69)は娘の幸恵(さちえ)さん(41)の遺体と対面した。
「その前日に遺体を引き取っていたのですが、焼死の遺体がどれほどのものなのか聞いてはいましたから、すぐに対面することは出来ませんでした」
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