スカウトがペンを走らせて 甲子園球児下馬評

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「今年は、投手が豊作だったんだけどなあ……。あれもこれも予選で消えちゃったから少し拍子抜けだよ」

 と某球団スカウトが嘆く。

 夏の甲子園の出場校が出揃った。

 しかし、いわゆる“投手ビッグ4”のうち、大船渡(岩手)の佐々木朗希と西純矢(岡山・創志学園)、及川雅貴(神奈川・横浜)の3人が県予選で姿を消した。

 ただ1人甲子園に駒を進めたのは、

「星稜(石川)の奥川恭伸。150キロの直球のみならず変化球、特にスライダーが素晴しい。...

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