「佐々木朗希」の後味悪い幕切れ 進まぬ高野連の改革、“感動話”で商売する大人たち
高校野球ファンがその夜、呑んだビールの味は、いつもよりずっと苦かったに違いない。賛否両論渦巻く163キロ「佐々木朗希」投手の「登板回避」。32歳の若き監督の決断は、その意に反して実に後味の悪い幕切れを生んでしまった。彼を追い詰めた本当の「戦犯」は……。
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「正直、肯定も否定もしづらいんです。難しい問題ですよね」
今回の騒動についてそう述べるのは江川卓氏である。
「高校野球をやってきた一人として言えるのは、球児は甲子園に出たくて頑張っているということ。...