議長席8時間占拠で除名処分まで受けたトンデモ「札幌市議」の素顔
議会に8時間も籠城した代償はあまりに重い。札幌市議だった松浦忠氏(79)が議長席に長時間居座ったことで市議会から除名という、極めて重い処分を受けた。どういうワケなのか、と彼の過去をひもとくと、騒動もさもありなんという“人間模様”が浮かび上がってくるのだ。
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まず、発端となった出来事について市政担当記者に解説してもらおう。
「5月13日、統一地方選後初の札幌市議会臨時会でのことです。地方自治法により最年長で9期目の松浦さんが臨時議長に選ばれた後、各会派の互選で新議長が選出されるはずだった。ところが松浦さんが猛反発。立候補制にすべきだと、そのまま議長席に居座ってしまったのです」
その間、実に8時間。午後2時から10時まで議会が空転してしまったのだ。
札幌市議が言う。
「臨時議長になって、色めきたったのでしょう。俺が一番偉いんだと勘違いし、立候補制の導入を推し進めようとした。本人は議長席で六法全書を片手に自身の主張を繰り返しながら、抗議する市議に“お前らは大したことない議員だ”とか“バカめ”などと言い、ワッハッハと笑っていましたね」
その後、各会派により臨時議長は解任。2週間後に開かれた本会議で松浦氏は“深く反省をしております”と土下座で謝罪するも、懲罰動議が出され、除名処分と相成ったわけである。
「松浦さんは7月5日に会見を開いています。除名取り消しを求め、市議会を訴えたのです。身分を剥奪する処分は重すぎるという説明でした」(先の記者)
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