ジャニーズ事務所「圧力問題」で垣間見えた「公正取引委員会」の変貌

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 公正取引委員会(以下、公取委)が大きく変わろうとしている。

 公取委と言えば、独占禁止法(以下、独禁法)を司り、企業の談合や下請け企業に対する不当な強要といった“企業間”の不公正な取引を取り締まっているとのイメージが強い。しかし最近は、その対象が企業から個人へと拡大し始めている。

 7月17日、「ジャニーズ事務所」が、独立したアイドルグループ「SMAP」の元メンバー3人を出演させないように民放テレビ局などに圧力をかけていた疑いがあり、公取委が独禁法違反につながるおそれがあるとして同事務所に注意喚起していたと『NHK』が報じた。...

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