「ポスト安倍」有力の岸田政調会長、派閥の重鎮が落選で求心力低下
残った遺恨は次なる戦の原動力だが、自民党の総大将を狙う彼の場合はといえば……。このたびの参院選で配下の家来が討ち取られたのに、岸田文雄政調会長(62)は煮え切らない。このままでは落ち武者同然、求心力の低下は免れまい。
次期総理として名前が挙がる岸田氏のお膝元、広島選挙区は明暗が分かれた。定数2の選挙区で2人の自民党公認候補が立ったが、当選したのは新人の河井案里(あんり)氏(45)のみだった。
片や落選した現職の溝手顕正(けんせい)氏(76)は、
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