吉本問題とワイドショー コメンテーターの発言に問題あり 人選も不適切
「闇営業・反社会的勢力」問題に端を発し、吉本興業の体質が問われている中、その問題を報じる民放のワイドショーや情報番組の姿勢もまた問われている。既に世間の関心は吉本のガバナンスや芸人の待遇面にまで拡大しているのに、まるで問題の矮小化を狙っているような発言者もいる。人選は適切か?
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端緒こそ、宮迫博之(49)や田村亮(47)らの闇営業問題と反社会的勢力との関係だったが、今や吉本という組織全体の体質が問われている。
吉本が所属芸人との間に契約書を交わしていなかった件について、公正取引委員会の山田昭典事務総長は7月24日、「契約書面が存在しないということは、競争政策の観点から問題がある」と発言した。...