雅子皇后「皇室外交」で復権! “私は国民に受け入れられている”と実感なさった瞬間

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紀子妃の「過剰適応」の果てに

 メディアと言えば、大きく潮目が変わったのが一連の「小室問題」であろう。

「小室圭さんの存在が報じられた17年5月以降、世間の注目はもっぱら秋篠宮家に向けられていきました。一方で東宮家は、御代替わりを控えながらも話題に上る頻度が減っていったのです」(前出ジャーナリスト)

 ともあれ雅子皇后は、ネガティブな視線が集まっていた状況から脱出を果たされ、さらに17年暮れ、小室さんの母親が抱える金銭トラブルが露呈する。

「それ以降、まるで弟宮ご一家が全てを背負われたかのように、東宮家へのバッシングは沈静化に向かいました。結果的にこの流れは、絶えず世論に晒され緊張を強いられてきた雅子さまから無用な重圧を取り除き、安静を取り戻されることに“寄与”したと言えます」(同)

 問題を抱えつつ時代を跨いでしまわれた秋篠宮家。雅子皇后に先んじること3年、90年のお輿入れ以来ひたすら上皇后さまをお手本とし、時に「過剰適応」と言われた紀子妃のお嘆きは察するに余りある。何しろ、あらぬ形で新皇后へ“三つ目の僥倖”をアシストなさってしまったのだから――。

(2)へつづく

週刊新潮 2019年7月25日号掲載

特集「『紀子さま』逆風がもっけの幸いで……『雅子皇后』に復権をもたらした5つの僥倖」より

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