かんぽ生命を「悪質詐欺集団」へと失墜させた「ノルマ地獄」の実態
お役所仕事の「かんぽ生命」をノルマ地獄に変えた「住友イズム」(1/2)
日本郵政グループは、自薦の言葉によれば「トータル生活サポート企業」なのだそうだ。顧客の一生をトータルで支えるという主旨だが、どう支えていたかと言えば、こうである。
「かんぽ生命の保険の乗り換えの際、元の保険を解約したのに新契約を断られたり、新契約を結んだものの、病歴を告知しなかったとして保険金が支払われなかったり、半年以上保険料を二重に徴収されたり、4~6カ月、無保険になっていたり。こうした例が2014年以降、9万3千件あると判明したのです」...